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得生院公演(H21.9.27) ブログトップ
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得生院の公演(9月27日)159 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)159

 

弘知法印は往生を遂げ、皆々伏し拝みます。

 

『所の者は申すに及ばず 生き如来にてましますとて 貴賎群集(くんじゅ)(おびただ)し。

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(撮影:渡邊 リカルド)


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得生院の公演(9月27日)158 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)158

 

柳の前が虚空に上ってしまった後、仏法僧が鳴いて通り過ぎます。

それを見た弘知法印は、高野山で往生を遂げ即身仏となる積りであったがその場で往生することを決心します。

そして二人の息子に委細を言い遺し人々には念仏させ、座禅の態で眠るように往生します。

 

『斯かる所に 仏法僧の鳥 虚空を鳴いてぞ通りける。弘知御覧じ「如何に汝ら。此の鳥は高野山に有る鳥也。只今此の鳥の告げ来る事 我高野山に上りて 往生(わうしやう)遂げんと思ひしが 高野山は 面々(めんめん) (われ) (あ)が胸の内 知れば浄土 知らねば穢土。何ぞ所によるべし。只今是にて往生すべし。愚僧が誓いの大(くわん)は 此の身を其のまま娑婆にとめ置き 永く即身仏の証拠(せうこ)に 末世衆生に見せしめんと思ゑば 千万年過ぐる共 朽ちもせず腐りもせず 本より鳥類畜類の(さまた)げも 有るべからず。自然(じねん)(せき)の如く成るべし。千代松所領の主とならば (み)堂を建て 弘知が有体(ありてい)を移し 衆生に拝ませ 兄弘嗣は住持(ちうじ)たるべし」と 委細に仰せ置かれ 人々には念仏申させ 御身は膝を組み数珠を持ち 座禅の(てい)にて 眠るが如くに往生有るこそ有り難けれ。

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(撮影:渡邊 リカルド)


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得生院の公演(9月27日)157 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)157

 

すると柳の前は仏体となり紫雲に打ち乗り虚空に上って行きます。

 

『忽ち仏体を(げん)じ 紫雲に打ち乗り 虚空に上らせ給ひしは 有難かりける次第也。

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(撮影:渡邊 リカルド)


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得生院の公演(9月27日)156 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)156

 

二十五の菩薩が来迎すると、なんと墓が二つに割れてそこからは柳の前が現れます。

柳の前は、夫に向かい、御身が仏法成就して弔ってくれたが故に今安養世界に引導されたことを告げ、また二人の息子には母が成仏するのを拝むように言います。

 

『御墓二つにさっと割れ 柳の前は現はれ給ひ「有難や我が(つま)。御身仏法成就ましまして 我を弔い給ふ功力(くりき)にて 只今安養世界へ引導せられ候也。珍しや兄弟の若共。母が成仏するを拝めや」とて』

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(撮影:渡邊 リカルド)


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得生院の公演(9月27日)155 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)155

 

このように弘知法印が言うと、音楽が聞こえて来て、花が降り下り二十五の菩薩が来迎します。

 

『の給ふ声の下よりも 有難や虚空に音楽聞こへ 花降り(くだ)り 二十五の菩薩来迎(らいかう)あれば』

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(撮影:渡邊 リカルド)


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得生院の公演(9月27日)154 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)154

 

この辺りを弾語りする私です。

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(撮影:渡邊 リカルド)


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得生院の公演(9月27日)153 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)153

 

弘知法印は、その子供を我が子に紛れないと知ります。

そしてその子に大沼家の世継となるよう言います。

また千代松丸と名付け、このことが都に伝われば帝より所領を給わるであろう、荒王には臣下になるようにと言います。

またちょうど今日が柳の前の命日であるから墓に参詣し回向する為、人々を連れ墓に行きお経を読誦します。

そこで柳の前の霊魂に向かい、兄は出家し、弟は家を継ぎ、その上自身は往生遂げ即身仏となることを告げます。

 

『其の時弘知法印は「(さて)我が子に紛れなし。兄千代若は出家なれば 汝は大沼の家を継ぐべし」とて 千代松丸と付け給ひ「此の事都へ聞こへば 定めてみかどより所領を給はるべし。さあらば 荒王は家の臣下たるべし。今年は彼らが母 柳の前が七年忌にあたり 則ち今月今日也。かの塚へ参詣して 回向せん」との給ひて 人々を打ち連れ 塚の前に立ち寄り 御経高らかに読誦(どくじゆ)有りて「如何に霊魂。兄弟の若共 兄は出家 弟は先祖よりの家を継ぐべし。その上 此の弘知も追っ付け往生遂げ とも一仏(いちぶつ)(じょう)(註一)(うてな)に坐せん 悦び此の時に(し)くべからず」と』

註一 一仏乗=声聞、縁覚、菩薩の三乗を統一した真理

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(撮影:渡邊 リカルド)


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得生院の公演(9月27日)152 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)152

 

それを見て人々は有難しと天を仰ぎ礼拝します。

 

『人々有難し有難しと 虚空を(らい)し給ひける。

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(撮影:渡邊 リカルド)


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得生院の公演(9月27日)151 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)151

 

その時女性は、自分はその時胎児を咥えて去った狼の化身・氏神の弥彦権現であると言って消え去ります。

 

『其の時女性(にょせう)「我をば誰と思すらん。氏神弥彦権現。其の時の大かめも我也」とて 消すが如くに失せ給ふ。』

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(撮影:渡邊 リカルド)


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得生院の公演(9月27日)150 [得生院公演(H21.9.27)]

得生院の公演(9月27日)150

 

荒王は驚き、そういうことならお供しましょう、と言って法印の元へ行きます。

法印は、荒王に会い、その男の子は誰かと問い質します。

女性が答え、この子こそ千代若の弟、即ち法印の御子であると言います。

法印はそれを聞き、千代若に弟はあったが狼に喰われて死んだ筈、その子がどうして生きながらえているのか?と問います。

女性は、獅子や熊に育てられてた例は内外の書に見えます、と言いつつ、例の鏡を取りだします。

法印は、千代若に添えてある鏡の半分を取りだして合わせると奇しくも一致し兄弟であることが判明します。

 

『はっと驚き「さあらば御供申さん」とて 打ち連れ法印の御前に参りける。弘知御覧じ「珍しや荒王。さて其の若は何者ぞ」その時女性「何者とは御失念(しつねん)。是こそ千代若の弟 法印の御子也」弘知聞こし召し「尤も弟有りつれ共その節(おほかみ)にとられたり 犬に喰われて死したる子が 何しに永らへ有るべき」 女性聞きて「さすがの法印様。へん成る事をの給ふ。獅子熊に(はごく)まれて 命生きたる其のためし 内外の書伝に見へざるや。証拠は是に候」とて かの鏡半分取り出させば 法印驚き 千代若に添へし半分を取り出し 合はせ給へば 疑いも無き兄弟也。

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