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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告32(8月31日・猿八を去る) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告32(8月31日・猿八を去る) 

この32回目で夏季講座における試演会報告は最終回になります。越後猿八座にとって実りの多い毎日でした。田村邸でお蕎麦を頂いた後、一度猿八集会所に戻りました。私の車で、井上先生、佐藤先生、霜田さんとご一緒に両津港に行き、私は15時頃のカーフェリーに一足先に乗船し帰途に着きました。後のお三人は私の後のジェットフォイルで帰られました。

写真は、猿八集会所のヤギが私の愛車レガシーに別れを告げているところです。私達も猿八に心を残しつつ別れを告げました。

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 この試演報告が始まってから当Blogへのアクセス数は徐々に増えてきました。ご覧頂いている皆様いつも有難うございます。これからもこのBlogを通じて私達の活動を見守って頂けるようお願い致します。明日は柏崎でプレイベントですが明朝7:30に、八郎兵衛さんは佐渡から人形や舞台などを積んで来られた軽トラックで、私は三味線などを積み込んで会場の痴娯の家(ちごのや)に出発します。柏崎の方達は大変期待しておられ予約状況も好調とのこと、またマスコミの取材もあるようです。「弘知法印御伝記」の上演はプレイベントということもあり柏崎が舞台になっている初段だけですが、ワークショップや解説などなど、お客様に喜んで頂けるよう頑張ってまいります。

明日のプレイベントを前に、試演会報告を終えたいと思っていました。最後の方は走ってしまいましたが当初の目的を達成できてほっとしています。

最後になりますが、試演会についてドナルド・キーン先生から事前に、「頑張って下さい」、また終わった後にご報告させて頂いたところ、「うまくいったようで良かったですね」との有難いお言葉を頂きました。他にもお言葉がございましたが詳細に触れることは避けさせて頂きます。先生の優しいお心遣いにはいつも感激するばかりです。


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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告31(8月31日・お蕎麦を食べる) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告31(8月31日・お蕎麦を食べる) 

美味しい打ちたてのお蕎麦を御馳走になりました。

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鳥越先生は既に食べ終えられていました。

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外で立蕎麦している方も多くおられました。

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食べ終わった後のスナップですが、いろいろとお教え頂いた武井先生です。

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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告30(8月31日・手打ち蕎麦作り) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告30(8月31日・手打ち蕎麦作り) 

昼食には、田村さんのお宅をまたお借りし、佐渡の手打ち蕎麦名人に来て頂き一杯500円で美味しい手打ち蕎麦を頂きました。

私達が到着した時は既にお蕎麦を打ち終えた後でしたが、その後のお蕎麦をゆがいたり盛ったりの様子を紹介させて頂きます。

なにしろ美味しいおそばで私はもちろん多くの方がおかわりをなさっていました。

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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告29(8月31日・ギャラリー蔵) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告29(8月31日・ギャラリー蔵) 

お昼は、越後猿八座の宿舎に提供して下さった写真家の田村祥男(さちお)さんのお宅で手打ち蕎麦を食べることになりました。

折しも蔵をギャラリーに改造した「ギャラリー蔵」で田村さんの写真展が開かれていました。タイトルは、「あの日あの時の佐渡 昭和後期の佐渡人」でしたが、もう既に懐かしくなってしまった佐渡の風景や人々の優しい姿をつくづくと、そしてしみじみと読み取ることができました。

松田祐樹さんが説明をして下さっていました。

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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告28(8月31日・いよいよ鳥越先生) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告28(8月31日・いよいよ鳥越先生) 

「鳥越文庫」夏季講座の最後を締めくくるのはやっぱり鳥越先生です。

「講座は教え子の皆さんにお任せしてありますので、私の話は雑談のようなものですから」ということから始まり、ご講演の内容に触れることは控えさせて頂きますが、時には先生特有の限りないユーモアがあり雑談風のお話の中に重要な真実があり実に深いお話だったと思います。毎年先生のご講義を目当てに来られるお客様もいらっしゃるようです。先生は講義の中で八郎兵衛さんと私をご紹介下さったり、「弘知法印御伝記」を発見された時の興味深いお話もして下さいました。 鳥越文庫にある佐渡関連の書籍を前にして講義を始められる先生。

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鳥越先生のお話を拝聴するお客様達です。

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次の二枚の写真は、お客様にご挨拶する鳥越先生と八郎兵衛さんです。

実は先生はご講演が終わった後で、この「鳥越文庫」夏季講座は今回の十回目のくぎりをもって終えられ、今後は教え子の先生たちのご要請もあり違った形で継続されるとお話しなさいました。終えられる理由は、十回というくぎりになったこと、また八郎兵衛さんご夫妻のご負担があまりに大きいことでした。そして、八郎兵衛さんに、皆様にご挨拶しそして今後のことについてお話しするように言われました。しかし八郎兵衛さんは感慨にむせんでしまい皆様の前に出ることは出来ませんでした。そこで先生は、「私の講演を聴いて胸に詰まった人は西橋君が初めてです」と仰いました。お客様達はわっと沸いて笑いに包まれましたが、その笑いは八郎兵衛さんご夫妻に対する感謝と恩情の気持ちからくるものでした。しばらくまた先生が楽しいお話しをして下さり間をつなぎ、それから八郎兵衛さんが出て来られ先生とご一緒にご挨拶しそしてお話しされました。

師弟の最も美しい関係を見て感動しない人はいなかったと思います。

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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告27(8月31日・林、高山両先生の講演) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告27(8月31日・林、高山両先生の講演) 

最終日は9時に林和利先生(名古屋女子大学文学部教授)の講演で幕が開きました。演題は、「佐渡の鷺流狂言」でした。

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次は、高山茂先生(日本大学国際関係学部教授)の「古面からみる番楽 本間寅雄先生を偲びつつ」でした。いつものように八郎兵衛さんが先生方を紹介したり、ご挨拶したりされました。

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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告26(8月30日・夕餉の刻) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告26(8月30日・夕餉の刻) 

越後猿八座の座員の方達は残念ながらそれぞれご用がおありで皆さん帰ってしまわれましたが5時過ぎからもう夕食の時刻になりました。でも柏崎の霜田文子さんが夕餉に参加して下さったのはとても嬉しいことでした。

鳥越先生を囲んで大いに盛り上がったことは言うまでもありません。

私にとって興味の中心はやはり越後猿八座が演じた「越後國・柏崎 弘知法印御伝記」について鳥越先生を始め先生方のお考えを拝聴することでした。先生方の中にはお忙しい中を来て下さった方も多く、講演の後程なくお帰りになられた方もいらっしゃいました。

私達の上演について皆さんから、とても意義のある試みで素晴らしかったとの御心のこもった評価を頂けたと思います。そしてそのことは私達のこれからの活動についても大きな励みになり嬉しく思いました。

鳥越先生は私にこう仰って下さいました。

「角太夫さん、もっと淡々と語った方がよいですよ。力を入れ過ぎるところが多すぎると思います。説経浄瑠璃は祈りの芸術ですから」

とのご意見、誠に説得力のあるお教えだと感激しました。先生のお言葉を肝に銘じて精進したいと思いました。

また武井協三先生(国文学研究資料館教授)や和田修先生(早稲田大学文学学術院准教授)からは、前日29日に私の説経浄瑠璃についての矢継ぎ早の多くの質問に対して丁寧にお答え頂きました。今までの疑問点が沢山解決出来ましたし、また多くの新しい知識をお教え頂きました。上演をご覧頂いた後にも貴重なご意見を伺うことが出来ました。

「弘知法印御伝記」の六段形式の構成は、その後の義太夫節の基本となる五段形式の構成の原型が既に見えている、ということにも気付かされました。武井先生は、「説経浄瑠璃は、よくいわれてことですが、初めおかしく、中しんみり、終わり楽しくですから、楽しんで自由に語られたらいいですよ」とのご意見を頂きましたがこれもまた説経浄瑠璃の真髄を表現したお言葉だと思いました。

また翌日の猿八から両津港まで私の運転で、井上理恵先生(吉備国際大学社会学部教授)、佐藤恵里先生(高知女子大学文化学部教授)、霜田文子さんをお送りしました。車中、井上先生と佐藤恵里先生からも大変興味深い参考になるお話しを伺うことが出来ました。井上先生からは、西洋の宗教劇との比較、佐藤先生からは中世の芸能などのと比較においてのお話しを伺いました。

この講座に参加させて頂き先生方から沢山のお教えを頂きましたが、それがあまりにも多過ぎて私の凡庸な頭脳にはとても吸収出来るものではありませんでした。

私としては今回の講座で得られた私なりの結論はとても一言では表現し切れるものではありませんが、説経浄瑠璃「越後國・柏崎 弘知法印御伝記」は仏教の功徳を解く民衆教化のための宗教劇であるが、民衆を楽しますための娯楽性がふんだんに盛り込まれている、ということでしょうか。しかし裏には宗教や興行主、または寺院の思惑などもありそうです。武井先生や和田先生のお話でも、この当時には既に宗教、寺院、興行主の話し合いのなかでこういった演劇が成立していたこともあるようですし、興行的に成功すれば出版もされた、とのことでした。ひょっとして「弘知法印御伝記」という作品はその典型なのかもしれません。

またどの先生方も、「私達は研究者として文献を読んだり研究をしたりしますが、このような興味深い実演があって初めて本来の意味の研究が出来るのですから、越後猿八座の試みに感謝しなくては」とのお言葉も頂きました。

鳥越先生を始めとして諸先生方に篤く篤く御礼を申し上げます。

写真は楽しい夕餉の様子です。

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次の写真は、左から鳥越先生と和田先生、それに事務局の嶋根さんがなにやらお話しになっておられます

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佐渡でなにかあるといつも来て下さる松田祐樹さん(NPO法人 佐渡芸能伝承機構)です。今回も試演会の様子をDVDに録画して下さり大変助かりました。稽古の際に大いに参考にさせて頂いています。

そしてこの日は、ものすごく美味しい採れたてのアワビを持参して下さりました。新鮮でその味は絶品としか言いようがありませんでした。鳥越先生も感動しておられました。

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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告25(8月30日・片付けと帰還) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告25(8月30日・片付けと帰還) 

着替えたり後片付けをしている楽屋の様子です。

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私以外の座員は皆さん直ぐに帰途につきました。出発前に全員ではないですが記念撮影しています。嬉しそうですねえ。

左から八島さん、仙八さん、八桐さん、八菊さん、八楽さん、猿五さん、八尋さん、猿次郎さん、八浦さんです。

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帰りの船の中です。皆さん、お疲れ様でした!とっても頑張りましたね。

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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告24(8月30日・上演後の挨拶) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告24(8月30日・上演後の挨拶) 

大きなミスもなく(それは奇跡だったかも!)無事に終幕しお客様から大きな拍手を頂きました。その後、もう一度幕を開けてもらい頭巾を取ってお客様に全員でご挨拶しました。八郎兵衛さんがお礼の言葉を述べました。また大きな拍手を頂戴しました。座員の皆さんのお客様にお答えする満足そうな顔には、達成感が感じられました。

実際は、私も含めて欠点や修正点を沢山露呈することになったのですが、謂わばそのための試演会でしたし、これを機に座員の皆さんが益々真剣に稽古に励みたいという意思を示して下さったことが何よりの成果だったと思います。またお客様の前で演ずることの楽しさや責任も感じて下さったことにも私は嬉しく思いました。

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 ご挨拶の後幕が閉まり、座員の皆さんは抱き合ったりして感慨に浸りました。皆さんが身も心もひとつになれたと感じた瞬間だったと思います。こういった一体感を私は非常に重要だと常日頃感じていましたのでこのことも大変嬉しく思いました。

この皆さんの感慨に水を差すようだったのですが、私は瞬間的に皆さんを私の太夫台のところに集めました。

「はーい皆さん、こちらへ来て下さい。演技することよりも礼儀の方がもっと大切なのですよ。いいですか。皆さん、有難うございました。」

それに応えて太夫台に集まって下さり、皆さん大きな声で、「有難うございます。」と言って下さいました。この時の座員の皆さんの笑顔を私は生涯忘れることはないでしょう。また全員がわが子のように可愛く思いました。

「弟子子(でしこ)と言えば我が子も同然」。菅原伝授手習鑑の寺子屋の武部源蔵の心境が分かるような気がしました。八郎兵衛さんは私以上だったに違いありません。

本当なら私が太夫台から降りてもよかったのですが、私は90分の正座したままの弾き語りで足の感覚がなくなっていました。文楽で入門すると芸を教えられることよりも、先ず頭を下げる角度、手の付き方など挨拶の仕方、草履をそろえること、お客様にお茶を出したり片付け、掃除などなどから教えられます。これと同じには無理ですが少なくとも古典芸能にたずさわる以上、最低限のこの世界の礼儀を座員の皆様に徐々にお教えしていくことも八郎兵衛さんと私の責任だと痛感しました。

まだまだお客様の前でお見せするのは恥ずかしい拙い内容でしたが、初舞台が大過なくすんだことの成果は自信にもつながる筈です。

鳥越先生や約70から80名のお客様に心から御礼を申し上げたいと思います。


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佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告23(8月30日・上演 其の二) [佐渡猿八・試演会]

佐渡・猿八 第十回「鳥越文庫」夏季講座 試演報告23(8月30日・上演 其の二) 

私が弾き語りしている様子をご紹介させて頂きます。

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弾語りしながらですと自分の世界に完全に入り込んでいるのでお客様の細かい反応は分かるものではないのですが、それでもお客様の様子は自然に目に入ります。退屈しておられる方は全く見受けられず、人形の動きをご覧になって笑ったり、悲しい場面はしんみりしておられ、舞台とお客様が徐々に一体になっていく様子が分かりました。こういった瞬間はすごくいいものですし、こういう醍醐味が味わえるからこそ芝居はたまりません。ですからやはりお客様あっての舞台と演技なのです。


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