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越後猿八座・座員紹介12(永野猿次郎さん) [越後猿八座の座員紹介や動向]

越後猿八座・座員紹介12(永野猿次郎さん)

 

越後猿八座・座員紹介の十二人目は、永野猿次郎(ながの えんじろう:本名・成実)さんです。

 どうも永野猿次郎です。

僕が越後猿八座に入ったきっかけはと言いますと、少しややこしくなります。

僕は、アート関係の仕事をしています。アンティエ・グメルスさんという、西蒲区在住のドイツ人アーティストの方とおつきあいさせていただいて、かれこれ17年くらいになりますが、実は、アンティエさんのご主人の弟さんが越後角太夫師匠(上原誠己氏)なのです。

彼女は、オリジナリティの強い人で、クオリティの高い作品を発表し続けています。特にここ数年は目覚しい活躍が続いています。 また、女性としてもとても素敵な方です。(アンティエさんに興味のある方は、www.antjegummels.comをご覧ください。)

上原家とは家も近く、僕と、同じく座員の妹・八尋は親しくさせていただいております。角太夫師匠と八郎兵衛師匠は猿八座を立ち上げる前からお二人で人形浄瑠璃の活動をされておりまして、八尋が人形遣いを頼まれて小さな公演の舞台に立ったことがありました。今年3月にも、長野県の小布施で「小栗判官・車曳きの段」の上演予定がありましたが、都合の悪い八尋がその代役を僕に振ってきました。なりゆきで引き受け、昨年12月に角太夫師匠の自宅で八郎兵衛師匠にお会いしました。

「5時間も稽古すれば、ある程度動くようになりますよ

と言われ、3日間の指導を受けましたが、人形を持ったのはこのときが初めてでした。なかなか思い通りには動かせず、それは今も変わっていません。なんとも情けないやら、センスないやらです。結局、小布施公演の話は流れてしまいました。

そして、今年の1月の座員募集時に僕と八尋はそのまま入座した次第です。

毎月八郎兵衛師匠が佐渡から来られ、5日ほどの集中稽古を行いますが、まだまだ僕には人形を遣うことが難しいです。いかに人形に心を込められるか。いかに人形に役を演じさせ、観客に感動を与えることができるか。そんな所が課題であり、容易ではありません。

以前読んだ本の中に載っていた、野口晴哉(のぐちはるちか)氏の

「上達のために為すことは、心を練り新しく創り出す力を逞しく育てることが第一。そのための手段として先人の残した形から、その心を解し、自分の心をもって、その形の心を開拓することがその道である。形を変え、新たな形式を創り出すことは、必ずしも上達への道ではないということを、はっきり知らねばならぬ、形は心によって自ら変わるべきであって、頭の工夫で変えるべきではない

という言葉が心に染みます。

座員の芸名は「弘知法印御伝記」を大英博物館で発見された早稲田大学名誉教授の鳥越文蔵先生が、「猿」か「八」のどちらかの文字を使い全員に命名してくださいました。猿次郎、まだまだ芸はできませんが、ありがたい芸名です。

稽古を始めて早一年、上演まであと半年、写真の通り黒衣・黒頭巾・黒足袋と形だけは準備万端揃っています。あとは芸を磨くのみ。

角太夫師匠と八郎兵衛師匠の越後猿八座に注ぐ情熱とエネルギーはいつも伝わってきます。 それに応え、越後猿八座の名に恥じぬ様、座員であることを誇りに思える様、頑張りたいと思います。

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